2023/09/10 11:12

花言葉は“幸せな思い出“秋の花を代表するヒガンバナの仲間。学名がネリネ。ヒガンバナとの大きな違いは開花時期で10月下旬に咲き始めて、2.3週間咲き続けること。寒さにそこまで強くないので、多肉植物程度の保護が必要です。秋の花が少ない時期に、ダイヤモンドリリーの花の表面がまさにダイヤモンドのようにキラキラと乱反射する輝を楽しんでください。まさに南アフリカ原産の宝石を味わって見ませんか?


栽培方法メモ

用土       水捌けが良いこと、多少の保水性が必要。有機性の堆肥、腐葉土は避ける。

・鹿沼土3:ベラボン3:ピート4

・赤玉土:鹿沼土を2:1で混ぜたものなど。


植替え時期   基本的に休眠中の夏が好ましい。

4年に一度の頻度で植え替える。毎年植え替えない方が良い。


        プラ鉢で排水性が良い物や焼き鉢。基本1球植えで管理するが寄せ植えも可能。大きすぎる鉢には植えない。


潅水      夏  :6~8月の休眠期は2週間に1度。切らしすぎないのもポイント。

        秋~春 :生育期は週1.2回ほど。


管理場所 基本的に直接雨風にあたらない場所、軒下が好ましい。

夏は特に雨よけが大切、冬の空風も避けるとよい。

凍らない程度であれば耐えるが、霜除けは必要。

秋、冬、春(成長期)は出来る限り日向、半日くらいは最低でも日の当たる場所、あまり暗くないところがこのましい。


地植え あまりお勧めできませんが、岩場などをイメージして鉢に植えたまま地面に植えると球根に適度なストレスも与え、開花率が上がります。


増殖 実生:タネの収穫は11月。採り播きで覆土はしない。開花まで6,7年。

分球でも増える。小球は3、4年で開花サイズになる。


病害虫     ハマオモトヨトウムシだけには注意してください。オルトランDXなどを8月中下旬に施すと予防になります。

ほとんど出ませんが、カイガラムシ、ナメクジ、ダンゴムシにも注意。


肥料      月に数回液肥を与え、2~3ヵ月に一度緩効性の置き肥を与えるとよい。少なすぎると花が咲かない。意外と肥料を求めることが分かり、有機性より、無機性の肥料を適度に与えると開花率が上がりよく成長もします。


その他参考     

*花芽は開花と同時に作られるので、新葉は大切に!シーズンに1回しか5.6枚の葉が出ないので注意が必要です。休眠するときはしっかりと葉が枯れてから取り除くとよいです。

*暑さにはべらぼうに強いく管理が楽ですが、冬の寒さには注意が必要です。

*花は早く切ったほうが翌年も咲きやすいです。葉が早く展開して成長をしてくれるので、満開になる前に切り花にすることをお勧めします。